CES 2020 視察ツアー

視察日程:2020年1月7日~1月9日(6日前泊、10~11日帰国):アメリカ・ラスベガス

基盤技術部の石橋です。
アメリカ・ラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2020視察ツアーのレポートです。

CESは世界最大規模を誇る情報通信技術見本市です。
千葉・幕張メッセの約5倍の展示スペース(27万平方メートル)に、様々な分野の最新製品・技術が紹介されました。
(自動運転や5G(第5世代通信規格)、AI(人工知能)、拡張・仮想現実、デジタルヘルス、スマートホーム、スマートシティ、スポーツ、ロボティックス、量子コンピューティング、ブロックチェーンなど)

自動運転や次世代モビリティ関係が大きなスペースを確保し、ほとんどの自動車会社が自動運転車やコンセプトカー、コネクティッドカーの最新モデルなどを発表。快適性、自由度を前面に押し出していました。
フロントガラスを通して見える景色の中にある道路を色分けして、進むべき車線を緑色に塗りつぶして見せることができるナビゲーションの展示もありました。
加えて、米ベル・ヘリコプター、韓国の現代自動車が空飛ぶ車を出展していました。
将来的に空間利用の規制管理が進むだろうと感じました。

AI技術は様々な分野で活用され、デジタルヘルス関係(デジタル治療、患者の遠隔監視、歩行サポート、姿勢改善など)に加え、集中力トレーニングや生活(ロボットアームの自動調理、ペットの世話など)に至るまで応用されていました。
日本でも、トヨタが実証実験都市「コネクティッド・シティ」を発表し、話題になっています。
スマートホームを超え、スマートシティが現実になりそうです。
これらは高速通信が不可欠であり、セキュリティが重要になることは明らかと感じました。

アメリカなので当然のことながら英語で、聞き取りに不安のある方もおられるかもしれませんが、展示会ツアーには現地通訳の方が同行しました。
また、ワイヤレスイヤホンを利用し、20メートル以上離れてもはっきりと日本語通訳された声を聞き取ることができました。
展示会場では多数の人が行き来しており、はぐれてしまう時もありますが、定期的に音声で居場所を伝えてもらえるので問題なく合流できました。

先端テクノロジーが身近になった、と実感できたことが今回の視察の大きな収穫でした。
日々の業務に関連する展示もありましたが、加えて、新しい知見も得ることができ、視野を広げることができました。
最後に、今回のCES2020視察のための海外出張を任せていただきましたことに、謝意を表します。

追記:3日間、毎日一万歩以上を歩き、足が痛くなりました。
(事前にトレーニングしておけば良かった、と反省しました)